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平成25年 第3回 定例議会

 

千葉都市モノレールについて

軌道桁や支柱等のインフラ維持管理について、どのような修繕計画を持ち、今後いくらかかるのか?

千葉市では平成24年6月に「千葉市橋梁長寿命化修繕計画・モノレールインフラ施設編」を策定し、コスト縮減と予算の平準化を図っております。
この計画では、分岐器などの施設更新、軌道桁や支柱の塗り替え、点検、修繕などの費用として、今後50年間で約270億円と試算しており、予防保全的な維持管理を行うことで、約50億円縮減しております。

健全性を継続的に確保するための課題は?

インフラ施設の定期点検は終電後に実施することから、点検体制の充実が必要であること、構造の特殊性から、点検や診断には高度な技術の確保とその継承が重要であると考えております。インフラ施設については、点検の結果や新たな塗装・修繕方法など、最新の知見に基づき、長寿命化修繕計画を更新することで、将来にわたり、モノレールの安全性と信頼性の確保に努めてまいります。

今後、まちづくりや都市交通に、モノレールをどのように位置づけるのか?

人口減少社会や少子超高齢化社会が進展するなか、モノレールは、本市にとって重要な公共交通機関であることから、将来にわたり利用者を維持確保し経営を安定化させることは、交通政策上、極めて重要な課題であると認識しております。
 具体的な利用者の増加方策としては、都市政策において、土地利用計画の観点からモノレール沿線における住居系の立地促進に取り組んでいく方針であります。
 また、モノレールの当初の導入目的である道路混雑の緩和や内陸部と臨海部とのアクセス強化などについては、都市内交通として一定の効果が達成されていることから、今後は、より利便性を高めるために、JR総武線や京葉線との接続強化やJR千葉駅ビルの建て替えに伴うモノレール千葉駅との新設などによる結節強化、更には千葉みなと駅周辺の港湾整備に伴う海へのアクセス強化などを図り、市外からの来訪者に利用していただけるよう関係機関と連携を図って参ります。

観光の移動手段としては?

懸垂式の珍しさと世界最長の営業距離、空中散歩感覚の乗り心地、スマートで斬新なんデザインのアーバンフライヤ―や子どもたちに人気のラッピング車両は、国内はもとより、外国人観光客へのアピール性も十分に備えているものでございます。
 7年後の東京オリンピック・パラリンピック開催をにらんでインバウンドを強化していくうえでも、海外に向けた本市の観光セールスポイントとして活用していきたいと考えております。

支川都川の環境整備について

 支川都川を美しい川にしよう。土手に桜の木を植えて素敵な場所にしよう。子どもたちに自然をもっと経験してもらおうという地域の声から質問いたします。

市民や企業から寄付を募って美しい自然や歴史的建造物などを買い取り、将来に引き継いでいく、ナショナル・トラストという手法で桜の植樹やホタルの生息を支援する仕組みづくりを検討すべきでは?

仕組みづくりを進める中で、河川流域の保全活動や整備は、市民や河川利用者による地域への愛着心や、環境保全活動の気運の高まりが欠かせないものと考えております。 ナショナル・トラストの手法について、すでに取り組んでいる他都市の事例を参考に、市民やボランティア活動団体等の意見を聞きながら、仕組みづくりについて研究して参ります。

春には菜の花の黄色と桜並木のピンク色が映え、夏の夜にはホタルが飛び交い、そして秋にはコスモスが風に揺れるような美しい支川都川になるように、取り組み主体間の連携や、自然環境を将来に残すしくみ作りをしていただくことを要望し、千葉市の子どもたちに、美しい水辺環境が残されることを願います。

芝生化について

これまでの保育所の芝生化への取組みと意見・感想は?

平成24年度に2か所の保育所において、所定の芝生化をモデル的に実施しております。稲毛海岸保育所では、専門業者に依頼し、所定の一部、10㎡に洋芝「ティフトン」を張り付け、養生期間6か月間を経て、生育状態も良好であり、この5月から主に乳児の外遊びの方法の一つとして、一定の効果があると、好評を得ております。

課題と今後の取り組みは?

最適な施行方法、芝生の種類など、費用対効果も考慮し、さらに調査・研究が必要であると認識しております。今後は、今年度中に、新たに2保育所の所庭の一部を芝生化することとし、課題解決に向け、引き続き検討して参ります。

千葉市として、学校・保育所等の芝生化の方針を検討できる実績をつみあげていただき、教育委員会を含め横断的な所管の取組みにすることを要望します。