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1950年代、60年代当初の姉妹友好都市提携は、たぶんに礼儀的なものであり、首長や議員が相手先自治体を訪問して交流するという次元にとどまっていましたが、全国的に1970年代以降は、姉妹友好都市提携を軸としながら、経済交流や技術交流、技術援助、文化・芸術交流などが積極的に行われるようになったと聞いております。そして近年、自治体は国と並んで草の根の外交主体へ、成長しつつあると言われております。
姉妹友好都市交流事業は、多様な活動を展開してきていることが見受けられます。青少年交流、文化交流、経済交流、課題解決型の交流とある中で、新しい時代感覚と国際的ニーズの上から、今後の国際交流における施策をより効果的に発展できるよう、千葉市の姉妹都市交流事業を再点検すべき時であるのではないかと考えています。
千葉市は、姉妹友好都市提携の意義、役割、あり方をどのように捉えているのか?
相互理解や国際親善の促進、また、地域の振興や活性化への寄与、さらには、国際社会の平和と繁栄への貢献という点にあると考えております。 交流を通して、相手都市のニーズを的確に把握し、きめ細やかな交流を行うことによって、儀礼的な友好親善を目的とするものにとどまらず、人的交流や文化交流、さらには、技術・経済交流といった共通の目的をもち、相互交流に発展させていくことと考えております。
都市ごとに方針を持つべきと考えますが当局の見解は?
都市ごとの特性やニーズなどの実情に応じた方針を持つことは必要と考えており、次期プランを策定する際には、各都市の特性、地域資源に加え、各都市が抱えるニーズや課題などにも着目した方針を検討し、新たな交流につなげて参りたいと考えております。
イスラム圏都市との交流を拡大しようとすることに対する、市の考えは?
異文化としてのイスラム文化を認知していくことは、多文化共生社会を実現し、都市との国際化を促進させるという観点から、またアジアをターゲットとして、インバウンドツーリズムを促進するという戦略を展開する上からも研究して参ります。
千葉市として、昨今の国際社会の動向等を踏まえた、国際貢献のあるべき方向や千葉市の国際化にみる可能性については?
地方自治体にとりましても、交流から協力へと国際化施策をステップアップさせていくことが必要と考えます。
私は、日本の自治体が、国際社会の平和と繁栄に貢献できる分野は、青少年交流、文化交流、経済交流等とある中で、特に課題解決型の交流で、相手都市のニーズを把握した都市環境インフラの技術援助であるのではないかと考えます。日本の自治体は高度経済成長の負の要素である大気汚染や水質汚染等の公害を乗り越え、環境面での技術開発を図ってきました。そのような技術は発展途上国にとっても不可欠であります。
平成23年度に制定した「千葉市海外展開支援事業」により、海外への販路拡大をねらう市内企業の姉妹・友好都市への進出を支援しているとのことでありますが、今後の国際交流等をベースにした海外への支援の在り方についてお聞かせください。
これまでに姉妹友好都市との間に培った人脈等を維持しつつ、多様な市内企業の海外進出ニーズに対応し、より多くの企業が海外での商機を得られるよう、幅広く支援や進出ルートの開拓を行って参ります。
千葉市においても、先進事例のような環境面や都市基盤整備の技術支援等を海外へ輸出できるよう、例えばPM2.5の対応など環境面においての国際貢献に取り組むべきと考えますが、千葉市の考えをお聞かせください。
地球温暖化やPM2.5など広域的な環境問題の解決のためには、国際的な連携・協力が必要であることから、現在行っている海外からの研修生の受け入れに加え、技術交流や技術援助について、関連事業者などと連携を図りながら先進事例を参考に研究して参りたいと考えております。
出版社等が公共図書館への、電子書籍貸出しサービスに協力する動きがあるなかで、積極的にノウハウを集め取り組みを加速させるべきであると考えますが、今後の取り組みについてお聞かせください。
電子書籍貸出サービスを行っている公共図書館の状況や、図書館向けコンテンツの充実などを注視しつつ、平成28年度の図書館システムの更新時期をひとつの目安に、導入について検討して参ります。
できるところから電子化を行い、図書館スペースが有効に活用されれば、館内の閲覧スペースの拡充が図られます。そこで、電子化対応へのスピードアップを図るため新聞・雑誌の電子版の導入を進めるべきと考えます。当局の見解をお聞かせください。
中央図書館では、本年8月にWI-FI(ワイファイ)環境を整備し、インターネットの無料アクセスポイントとして運用を開始する予定であることから、今後は、利用者用端末として、操作性にすぐれたタブレット等を念頭に、ICTの推進の一方策として、電子版の導入に向け積極的に検討して参ります。
中央区弁天に位置する千葉公園は、JR千葉駅から北北東・約600メートル、徒歩で約10分のところにあり、またモノレールにも「千葉公園駅」があることから、千葉都心部からのアクセスの良い、緑に囲まれた総合公園であります。
千葉都心に近い千葉公園にふさわしい都市公園施設を早急に検討すべきと考えます。会派としても、千葉公園スポーツ施設再整備推進に、予算要望してきたところであり、平成26年度予算には、千葉公園新体育施設の整備に関する基礎調査費700万円が、新規に計上されていると聞いております。
千葉公園新体育施設の整備に関する基本的な考え方と基礎調査の内容についてお聞かせください。
千葉公園体育館、千葉公園水泳プール、武道館及び中央コミュニティセンター体育施設は、開設以来40年以上が経過し、老朽化が著しく、耐震性などが課題になっています。そこで、これらの施設をアクセスの良い中央区の千葉公園内に集約し、市民総体などの大会が実施できるスポーツ施設として整備することで、市民のスポーツ環境の向上を図ろうとするものであります。
基礎調査の内容は、都市公園内に施設整備するにあたっての関係法令や周辺環境の課題整理を行うとともに、求められる機能及び規模、施設整備の実現に向けた事業手法やスケジュールなど、新体育施設の基本方針及び基本計画案を検討するものであります。