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平成27年 第2回 定例議会

ビデオ全編については市議会のページをご参照ください。

 

 

空き家対策と活用について

 5年に1度行われる全国の住宅および土地の状況について調査する、総務省「住宅・土地統計調査」が2013年10月に実施されました。全国の空き家数が「820万戸」もあり、国内の住宅総数6063万戸に占める空き家率が13.5%であることが示されました。
 私達の千葉県は12.7%、そして千葉市は11.5%と、全国平均13.5%を下回っておりますが、住宅が密集している都市部では、空き家率が低くても、問題のある空き家の存在は、周辺住民に対して老朽化による倒壊被害、放火などによる火災や周辺への延焼、不審者の侵入や不法滞在、そして、ごみの放置による悪臭や害虫の発生、さらには、良好な景観破壊など、生活上の様々な、大きな不安要素をもたらしていると考えます。

 千葉市の把握する「管理不全な空き家」とはどのようなもので、市全体および各区の「空き家の相談件数」は?

 千葉市が把握している管理不全な空き家は、隣接地に樹木が越境していたり、伸びた雑草が周辺の視界を不良にしているなど樹木・雑草の繁茂により生活環境の保全に支障を及ぼすおそれがあるケースが圧倒的に多く、次に多いのが建物等の倒壊・破損により被害を及ぼすおそれがあるケースであり、殆どが、この2つのケースです。

 平成25年度の新規相談件数は市全体で168件、内訳は、中央区65件、花見川区48件、稲毛区16件、若葉区21件、緑区18件、美浜区0件。

 平成26年の新規相談件数は市全体で64件、内訳は、中央区18件、花見川区16件、稲毛区8件、若葉区15件、緑区7件、美浜区0件。

にぎわいのあるまちづくりについて

千葉都心から海辺に向けてのまちづくりについて

 一体的な、「まちの、にぎわいづくり」ができる絶好の機会を逃さないことや、率直な市民の声を千葉都心から海辺に向けてのまちづくりに反映できるようにしたいと考えております。

 現在、検討されている千葉駅周辺グランドデザインにおいては、千葉都心から海辺に向けての構想はどのようなものか?

 駅前においては、現在進行中の西口再開発事業を核として高度利用を進めるとともに、商業のほか、医療・健康づくりや子育て支援などの居住サポート機能の導入とともに、質の高い居住機能が必要と考えている。
 臨海部においては、千葉都心の中で唯一の市民に開かれた水際線を活用し、周囲にあるポートタワーや県立美術館などの市民の憩いの施設の立地や、現在、整備している桟橋、緑地及び旅客船ターミナル等複合施設などの新たな魅力をアピールした、賑わいと憩いの感じられる港づくりを進めている。
 このように駅前と臨海部、それぞれの地区資源を活かすとともに、海・駅・まちが一体となったまちづくりを進めるため、中間地点に位置する市役所周辺の新たな企業立地や土地活用の動きを念頭に千葉都心から海辺につながる臨港プロムナードや、公園などの公共空間などを利活用して連携強化を図り、沿道に賑わいを誘導する必要があると考えている。

観光バスの受け入れについて

 2015年の「観光白書」に、訪日外国人が支払う買い物代や宿泊費が急速に拡大し、日本経済に対して一定のインパクトを持つようになったと強調されていました。千葉都心部においても、最近、顕著に外国人観光客の姿をよく見かけるようになってきました。

 千葉市の観光や市内経済活動に一定のインパクトを与えている千葉都心部のインバウンド受入に対して、千葉市として観光バスの駐停車場の確保など、受け入れ態勢を整えるべきと考えますが、当局の見解は?

 本市に来訪される方々の移動手段として、旅行会社による観光バスが活用されておりますが、市内各施設への送迎後の待機、駐車場所については、各施設管理者の判断により使用の許可がなされております。
 しかし、今後、東南アジアをはじめとする海外からの観光客の増加が見込まれていることから、これを機に、市内へ効果的に集客し、経済効果を高めていくことが重要であると考えており、観光バスの受け入れ場所の確保について、民間事業者からの要望などを踏まえ、各施設管理者と協議して参ります。

中央区の諸問題について

 今回は2か所の道路整備について伺います。

千葉寺町赤井町線(松ヶ丘地区)の工事について

 関係地権者への用地交渉の進捗状況について、併せて、用地取得済み箇所の整備についてお聞かせください。

 関係地権者への用地交渉の進捗状況についてですが、用地取得において、同意が得られていない10件のうち、2件の地権者から、事業協力する旨の意向が確認できました。
引き続き、残り8件につきましても、ねばり強く交渉して参ります。

 用地取得済箇所の100メートル区間において、完成形での整備を検討しましたが、車道の計画高が現道より30センチ メートル低くなり、その高低差を解消するためのすり付け区間が約70メートルとなるため、完成形で整備する延長より長くなることや、将来、すり付け区間の手戻り工事が生じることから、費用対効果や走行性を総合的に判断し、引き続き、用地取得を優先して参ります。

中央星久喜町線の歩道整備について

 現在の進捗状況についてお聞かせください。

 旭橋交差点から郷土博物館の入口交差点までの病院坂区間は、昨年度、道路の線形を決定する設計を行い、現在、千葉県警察と協議を進めております。次に、郷土博物館の入口交差点から青葉交差点までの千葉大学医学部前区間は、今年度、千葉大学医学部の用地を活用した最適なルートを決定する設計を行って参ります。